現在、ペット保険業界では平成20年春、3月末に大きな動きが見られました。上記3つの選択肢の中から、今後の形態を選択しなければならなくなったのです。
保険会社になるためには多額の資本金が必要であり、中小企業にとっては難しい選択でした。当時「アリアンツ」が金融庁の認可を受け第1号のペット保険会社として営業を行っており、他では「アニコム」が保険会社として参入を検討している状態でした。
少額短期保険業者とは保障が少額であり、保障期間が短期の保険を取り扱う業者です。具体的には、保険金額が1,000万円を超えず、保障期間は1、2年間の業者となります。また年間の収受保険料が50億円以下であることも少額短期保険業者として開業するための条件となっています。
平成20年春までに多くの無認可共済が、この少額短期保険業者へ移行するものと予想されていました。少額短期保険業者に切り替えたペット保険の会社には「ペット&ファミリー」が挙げられます。
無認可共済から少額短期保険業者への移行は、難航していると言わざるを得ません。HPなどで移行準備を告知している業者もいれば、何も発表していない業者、すでに廃業してしまった業者などさまざまです。
人間の保険とは異なり、ペット保険には契約者を保護する法律がありません。残念ながら廃業してしまった業者の保険に加入していた飼い主の方やペットへの保障は何もないのです。
大きく揺れ動いているペット保険業界、平成20年春の再編に伴い、多くの業者の参入と廃業が予想されています。もし現在ペット保険に加入しているのであれば、その業者は平成20年春以降にも営業できる形態になっているのか?その予定はあるのか?ということをしっかりとチェックしておく必要があります。
ペット保険に新規で加入することを考えているのであれば、目星を付けた業者が平成20年春以降も営業が可能なのかを精査する必要があります。
次のページでは当サイト監修の「保険マンモス株式会社」がおすすめする保険選びの決め手「2ステップ選択」についてご紹介します。